メインコンテンツへスキップ
🎴

ザ・トリテ

The Trite
トリックテイキング系|4人|★★★☆☆
日本発のモダンなトリックテイキング。シンプルだが奥深い、入門者にもおすすめの4人用ゲーム。

概要

ザ・トリテ(The Trite)は日本で考案されたモダンなトリックテイキングゲームです。「トリテ」はトリックテイキングの略称で、このジャンルの入門として最適なシンプルさと、繰り返し遊べる奥深さを兼ね備えています。

3~5人で遊べますが、4人がベストです。通常のトランプ1組を使い、マストフォローのトリックテイキングにビッド(獲得トリック数の予測)の要素を組み合わせた構成です。正確にビッドした数だけトリックを取ることが目標で、多すぎても少なすぎても失点になります。

基本ルール

使用カード

プレイ人数に応じてカードを調整します。

  • 3人:各スート A~9 の24枚(8枚ずつ配布)
  • 4人:各スート A~7 の32枚(8枚ずつ配布)
  • 5人:各スート A~6 の32枚 + ジョーカー2枚の34枚(手札6枚+残り調整)

4人プレイが基本で、以降は4人を前提に説明します。

カードの強さ

各スート内の強さは以下の通りです(左が最強)。

A > K > Q > J > 10 > 9 > 8 > 7

切り札スートのカードは、他のスートのどのカードよりも強くなります。

切り札の決定

カードを配った後、残りの山札(または指定された方法)で切り札スートが決まります。4人で32枚を8枚ずつ配りきる場合は、ディーラーの最後の1枚を全員に見せ、そのスートが切り札となります。

ゲームの流れ

ラウンドの構成

1ゲームは複数ラウンドから成り、各ラウンドは以下の手順で進みます。

1. カードの配布

ディーラーが各プレイヤーに8枚ずつ配ります。ディーラーは毎ラウンド時計回りに交代します。

2. 切り札の公開

切り札スートを決定し、全員に公開します。

3. ビッド(宣言)

ディーラーの左隣から時計回りに、自分が獲得できると思うトリック数を宣言します。0から8までの数字を宣言できます。

重要なルール:全員のビッドの合計が、総トリック数(8)と一致してはいけません。つまり、最後にビッドするプレイヤー(ディーラー)は、合計が8にならない数字を宣言しなければなりません。これにより、全員がビッド通りに取ることは不可能になり、必ず駆け引きが生まれます。

4. プレイ

ディーラーの左隣がリードします。

  • マストフォロー:リードされたスートを持っていれば必ず出す
  • フォローできなければ任意のカードを出せる(切り札を含む)
  • 切り札が出た場合、最も強い切り札がトリックに勝つ
  • 切り札が出なかった場合、リードスートの最強カードが勝つ
  • トリックの勝者が次のリードを行う

8トリックすべてを消化するまで繰り返します。

5. 得点計算

各プレイヤーの獲得トリック数とビッドを比較します。

  • ビッド通り:ビッド数 × 10 + 10点(例:3ビッド成功 = 40点)
  • ビッド0で成功:ラウンドのトリック数 × 10点(例:8トリックラウンドなら80点)
  • ビッド失敗:ビッドと実際の差 × (-10)点

0ビッド成功は高得点ですが、1トリックでも取ってしまうと大きなマイナスになるハイリスクな宣言です。

6. ゲーム終了

規定ラウンド数(通常5~10ラウンド)を消化し、合計得点が最も高いプレイヤーが勝利です。

戦略・コツ

ビッドの考え方

手札を見て、確実にトリックを取れるカードを数えます。切り札のAやK、サイドスートのAは確実性が高いカードです。逆にQやJ程度では、上のカードに負ける可能性があるため、確実とは言えません。

確実なトリック数をベースに、状況に応じて1つ上下させるのが安定したビッドです。

0ビッドの判断

手札に切り札が少なく、各スートが中途半端な枚数の場合に0ビッドが有効です。ただし、フォローできないスートがあると、相手がそのスートをリードした際に切り札を使わされる(または取らされる)リスクがあります。

リードの選択

自分のビッドに合わせてリードを選びます。トリックを取りたい場合はAやKでリードし、取りたくない場合は低いカードをリードして相手に取らせます。

ディーラーのビッド制限への対応

最後にビッドするディーラーは、本来宣言したい数字が合計を8にしてしまう場合、1つ上か下にずらす必要があります。この制限を念頭に置き、ディーラーの位置では柔軟な手札(ビッドを調整しやすい手札)が有利です。

終盤の手札管理

残り2~3トリックの時点で、自分のビッドまであと何トリック必要かを常に把握します。必要なトリック数を満たしたら、以降は積極的に負けにいく判断が大切です。

バリエーション

変動手札ラウンド

各ラウンドで手札の枚数を変える遊び方もあります。1枚から始めて1枚ずつ増やし、最大枚数に達したら1枚ずつ減らす形式です。手札1枚のラウンドは完全な読み合いとなり、盛り上がります。

ノートランプラウンド

切り札なしのラウンドを混ぜるバリエーションです。切り札がないため各スートのAが非常に強力になり、ビッドの基準が大きく変わります。

パートナー制

4人プレイ時に、向かい合ったプレイヤー同士でペアを組む形式です。ペアの獲得トリック合計がそれぞれのビッド合計と一致すれば成功となります。

コメント (0)

コメントはまだありません。最初のコメントを投稿してみましょう!

不適切なコメントは管理者が削除します