ナポレオン
基本ルール
ナポレオンは日本で独自に発展したトリックテイキング系のトランプゲームです。基本的に5人で遊びます。ジョーカーを含む53枚のカードを使用し、各プレイヤーに10枚ずつ配り、残り3枚は場に伏せます。
ゲームの目的は絵札(J、Q、K、A)とジョーカーの計21枚を集めることです。ナポレオン軍と連合軍に分かれ、ナポレオンが宣言した枚数以上の絵札を獲得できるかどうかを競います。
競りと役職
ゲーム開始時に競り(ビッド)を行います。各プレイヤーは「スペードの15」のように、切り札にしたいスートと獲得予定の絵札枚数を宣言します。最も高い数字を宣言したプレイヤーがナポレオンになります。
ナポレオンは伏せてある3枚を手札に加え、不要な3枚を捨てます。その後、副官として指名するカードを宣言します(例:「ハートのA」)。そのカードを持っているプレイヤーが副官となり、ナポレオン軍に加わります。
副官は自分が副官であることを公表しません。ゲームが進む中で誰が副官なのかが徐々に明らかになっていきます。
役職一覧
- ナポレオン:競りに勝った宣言者。ゲームのリーダー
- 副官:ナポレオンに指名されたカードの持ち主。正体を隠して協力する
- 連合軍:それ以外の3人。ナポレオンの目標達成を阻止する
遊び方の流れ
- 各プレイヤーに10枚ずつ配り、3枚を場に伏せる
- 競りでナポレオンを決定する
- ナポレオンが副官を宣言し、切り札を確定させる
- ナポレオンからカードを1枚出し、時計回りにプレイ
- 最初に出されたスートと同じスートを持っていれば必ず出す(マストフォロー)
- 各トリックで最も強いカードを出したプレイヤーがそのトリックの絵札を獲得
- 10トリック終了後、ナポレオン軍の獲得絵札を数える
特殊カード
ナポレオンでは通常の強さとは別に、特殊な効果を持つカードがあります。
- よろめき(切り札のJ):最強のカード。どのトリックでも勝てる
- セイム2(切り札の2):切り札のA相当の強さを持つ場合がある(ローカルルールで変動)
- ジョーカー:基本的に最強クラス。ただしルールにより「ジョーカー請求」で強制的に出させられることもある
- マイティ(スペードのA):よろめきに次ぐ強さ。切り札でなくても非常に強力
戦略・コツ
ナポレオンの戦略で最も重要なのは副官の選択です。自分の手札で弱いスートのAを副官に指名すると、そのスートの強力なカードを味方にできます。
連合軍側では、副官が誰かを早期に見抜くことが鍵です。副官はナポレオンを助けるために不自然なプレイをすることがあるため、各プレイヤーの出し方を注意深く観察しましょう。
切り札の管理も重要です。序盤で切り札を使い切ると終盤に主導権を失います。絵札が多く含まれるトリックを狙って切り札を温存するのが定石です。
また、マストフォローのルールを活かし、特定のスートを枯らして切り札を自由に使える状況を作ることも有効な戦略です。
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