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9️⃣

ナインティナイン

Ninety-Nine
トリックテイキング系|3人|★★★★☆
David Parlett考案の3人用傑作。手札から3枚をビッドに使い、残りでプレイする革新的システム。

概要

ナインティナインはイギリスのゲームデザイナー David Parlett が1967年に考案した3人専用のトリックテイキングゲームです。手札から3枚を伏せてビッド(取るトリック数の宣言)に使うという独創的なシステムが最大の特徴で、情報の読み合いと戦略性の高さから、トリックテイキングの傑作として評価されています。

ジョーカーを除く52枚のうち、各スートの2、3、4を除いた36枚を使用します。カードの強さはA(最強)から5(最弱)の9段階です。

基本ルール

使用カード

36枚デッキ(各スートの5以上とA)を使用します。

  • カードの強さ:A > K > Q > J > 10 > 9 > 8 > 7 > 5

配り方

各プレイヤーに12枚ずつ配ります(36枚を3人で均等に分配)。余りのカードはありません。ディーラーは時計回りに交代します。

ビッドの仕組み

手札を確認した後、各プレイヤーは手札から3枚を選んで裏向きに自分の前に置きます。この3枚のスートの組み合わせで、自分が取ると宣言するトリック数を表します。

ビッドはスートの値で計算します。

  • ダイヤ:0
  • スペード:1
  • ハート:2
  • クラブ:3

3枚のスート値を合計した数がビッド数です。例えばスペード、ハート、クラブの3枚を出した場合、1 + 2 + 3 = 6トリックのビッドとなります。

ビッドの範囲は0(ダイヤ3枚)から9(クラブ3枚)までです。全9トリック中、自分が何トリック取るかを宣言することになります。

切り札の決定

ビッドカードを伏せた後、ディーラーの手札の最後のカード(12枚目に配られたカード)のスートが切り札となります。ただし、ダイヤの場合は切り札なしとなります。

ゲームの流れ

  1. ディーラーが各プレイヤーに12枚ずつ配る
  2. 各プレイヤーが手札から3枚を選んでビッドとして伏せる
  3. 切り札を確認する
  4. ディーラーの左隣がリードして最初のトリックを開始する
  5. マストフォロールールでトリックを進行する
  6. 9トリック終了後、ビッドカードを公開して答え合わせ
  7. スコアを計算する

トリックの進行

ビッド後、各プレイヤーの手札は9枚になります。全9トリックを行います。

リードプレイヤーが1枚出し、時計回りに1枚ずつプレイします。マストフォロー(リードスートがあれば出す)が適用されます。フォローできない場合は任意のカードを出せます。

リードスートの最高カード、または切り札が出ている場合は最高の切り札がトリックを取ります。トリックを取ったプレイヤーが次のリードを行います。

スコア計算

9トリック終了後、全員のビッドカードを表にして各自のビッド数を確認します。

成功ボーナス

ビッドした数と実際に取ったトリック数が一致した場合、以下のボーナスを獲得します。

  • ビッド0(ダイヤ3枚)で成功:30点
  • ビッド1で成功:10点 + 1点 = 11点
  • ビッド2で成功:10点 + 2点 = 12点
  • ビッドnで成功:10点 + n点

つまり、基本の10点にビッド数を加算した点数が得られます。ビッド0の場合は特別に30点です。

失敗時

ビッドと実際のトリック数が一致しなかった場合、得点はありません(0点)。失点もありません。

ゲームの終了

複数ラウンドを行い、累計得点が一定値(通常100点)に達したプレイヤーが勝者です。同時に達成した場合は、より高い得点のプレイヤーが優勝します。

戦略・コツ

ビッドカードの選択

ビッドに使う3枚は手札から失われるため、ビッド数と手札の強さのバランスが重要です。強いカード(Aなど)をビッドに使うとビッド数は増えますが、実際にトリックを取る力が弱まります。

例えばクラブのAをビッドに使うと3点分のビッドが増えますが、切り札がクラブの場合に最強カードを失うことになります。

ビッド0の狙い方

ダイヤ3枚でビッド0を宣言する場合、残り9枚で1トリックも取らない必要があります。低いカードばかりの手札なら狙えますが、切り札スートにカードがある場合は注意が必要です。成功すれば30点と高得点ですが、難易度も高めです。

切り札の読み

切り札はディーラーの最後のカードで決まるため、ディーラーは配牌時点で切り札を把握しています。これはディーラーにとって大きなアドバンテージです。非ディーラーは切り札が何であっても対応できるよう、バランスの取れたビッドを心がけましょう。

相手のビッド推理

3人のビッド合計は最大27(9×3)ですが、全9トリックしかないため、必ず誰かが失敗します。他のプレイヤーの出すカードのスート傾向からビッド数を推測し、意図的にトリック数を調整する高度な戦略が可能です。

中間ビッドの安定性

ビッド3〜5は最も成功させやすい範囲です。手札の質が平均的であれば中間のビッドを選び、確実にボーナスを獲得する堅実な戦略が有効です。

バリエーション

リベレーション(公開ビッド)

トリック終了後ではなく、ビッド直後に全員のビッドカードを公開するルールです。情報が増えるため、より計画的なプレイが可能になります。初心者向けの練習モードとしても適しています。

パートナーシップ・ナインティナイン

4人で2対2のチーム戦にするバリエーションです。48枚(各スートの5以上)を使い、各12枚配ります。チームのビッド合計と実際のトリック合計で判定します。

ショートゲーム

目標点を50点に下げた短時間版です。ランチタイムや待ち時間に手軽に遊べます。

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