フォートリックス
概要
フォートリックス(Four Tricks)は3人で遊ぶシンプルなトリックテイキングゲームです。名前の通り、ちょうど4トリックを取ることを目標とするのが特徴です。多すぎても少なすぎても得点にならないため、トリック数を正確にコントロールする技術が求められます。
ルールは簡潔で覚えやすく、1ラウンドが短いため、気軽に繰り返し遊べるゲームです。初心者がトリックテイキングのコントロール感覚を身につけるのに適しています。
基本ルール
使用カード
ジョーカーを除く52枚から各スートの2を除いた48枚を使用します。これにより各プレイヤーにちょうど12枚ずつ配れます。ただし、52枚をそのまま使い、余った1枚で切り札を決めるルールも一般的です。
ここでは48枚版を中心に解説します。
カードの強さ:A(最強)> K > Q > J > 10 > 9 > 8 > 7 > 6 > 5 > 4 > 3(最弱)
配り方
ディーラーは48枚を各プレイヤーに16枚ずつ配ります。配り終わったら、ディーラーが切り札スートを宣言します(52枚版では余った1枚のスートが切り札)。
切り札の決め方はいくつかのバリエーションがありますが、一般的にはディーラーが配り終えた後に山札の一番上を表にして切り札とするか、ディーラーが自由に指定します。
マストフォロー
リードされたスートと同じスートを持っている場合、必ずそのスートのカードを出します。持っていない場合は任意のカードを出せます。
ゲームの流れ
- ディーラーが各プレイヤーに16枚ずつ配る
- 切り札スートを決定する
- ディーラーの左隣が最初のリードを行う
- 時計回りに1枚ずつプレイし、マストフォローでトリックを解決
- トリックを取ったプレイヤーが次のリードを行う
- 全16トリックを行う
- 各プレイヤーのトリック数を確認し、スコアを計算する
トリックの進行
リードプレイヤーが1枚出し、残り2人が時計回りに1枚ずつ出します。リードスートの最も強いカード、または切り札が出ている場合は最も強い切り札がトリックを取ります。
取ったトリックは自分の前に裏向きで重ね、何トリック取ったか分かるようにしておきます。
スコア計算
目標トリック数
各プレイヤーの目標はちょうど4トリックを取ることです。
得点方式
- ちょうど4トリック:+4点
- 4トリック以外:取ったトリック数と4の差の絶対値分だけマイナス
具体的な得点表:
- 0トリック:-4点
- 1トリック:-3点
- 2トリック:-2点
- 3トリック:-1点
- 4トリック:+4点(目標達成)
- 5トリック:-1点
- 6トリック:-2点
- 7トリック:-2点
- 8トリック以上:-(トリック数 - 4)点
16トリックを3人で分けるため、全員が4トリックということはあり得ません(4×3=12で4トリック余る)。必ず誰かが4トリック以上を取ることになります。
ゲームの終了
事前に決めたラウンド数(通常10〜15ラウンド)を行い、累計得点が最も高いプレイヤーが優勝です。あるいは、最初に累計20点に達したプレイヤーが優勝するルールも使えます。
戦略・コツ
4トリック目以降の回避
序盤に4トリックを達成したら、残りのトリックは全て回避する必要があります。リードする番が来た場合は、他のプレイヤーが取りやすい低いカードでリードしましょう。
トリック数の調整
3トリック取った段階でもう1トリックだけ確実に取れるよう、高いカード(AやK)を1枚温存しておく戦略が有効です。逆に、早い段階で5トリック取ってしまうと挽回できないため、慎重にプレイしましょう。
切り札の使い方
切り札は確実にトリックを取れる手段ですが、使いすぎると目標を超えてしまいます。切り札は4トリック目を確実に取るための切り札(まさに文字通り)として温存し、むやみに使わないようにしましょう。
他プレイヤーの状況把握
相手が何トリック取っているかを常に確認しましょう。相手が4トリックに達していない場合、わざとトリックを取らせることで自分のトリック数を抑えられます。逆に相手が4トリック超過しそうな場合は、低いカードを出して相手に取らせる戦術が有効です。
序盤の偵察
最初の数トリックでは、各プレイヤーのスートの分布を探ります。誰がどのスートを持っていないか(ボイド)を把握すると、中盤以降のコントロールが格段に楽になります。
ボイドの扱い
特定のスートがなくなった場合、そのスートがリードされた際に切り札を出すか、不要なカードを捨てるか選べます。4トリックに達する前なら切り札で取りに行き、達した後なら弱いカードを捨てて回避するのが基本です。
バリエーション
変動目標
ラウンドごとに目標トリック数を変えるバリエーションです。第1ラウンドは1トリック、第2ラウンドは2トリック、と増やしていき、ある程度まで行ったら減らしていきます。目標トリック数が毎回変わるため、戦略の幅が広がります。
切り札なし
切り札を設定せずにプレイするバリエーションです。マストフォローのみのシンプルなルールとなり、カードの絶対的な強さだけで勝負します。
宣言制
配られた手札を見てから、各プレイヤーが目標トリック数を自由に宣言するルールです。ただし3人の宣言合計が16にならないようにする制限が付きます(必ず誰かが外れる状況を作る)。宣言通り取れれば宣言数 + 10点のボーナスが得られます。
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