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ブラックレディー

Black Lady
トリックテイキング系|3〜6人|★★★☆☆
ハーツの原型とも言われるゲーム。スペードQを取ると大量失点。回避と押し付けの心理戦。

概要

ブラックレディー(Black Lady)はハーツの原型とされるトリックテイキング系のトランプゲームです。「ブラックレディー」とはスペードのQのことを指し、このカードを取ってしまったプレイヤーに大きな罰点が課されるのが最大の特徴です。

現代のハーツと非常によく似ていますが、カードパス(交換)がないこと、ハートの罰点ルールが異なること、プレイ人数が柔軟であることなど、いくつかの重要な違いがあります。3人から7人まで幅広い人数で遊べるため、パーティーゲームとしても適しています。

ジョーカーを除く52枚を使用しますが、人数によって一部のカードを除外して均等に配れるよう調整します。

基本ルール

使用カード・配り方

プレイ人数によって使用カードを調整します。

  • 3人:クラブの2を除いた51枚(各17枚)
  • 4人:52枚そのまま(各13枚)
  • 5人:クラブの2とダイヤの2を除いた50枚(各10枚)
  • 6人:52枚から2を全て除いた48枚(各8枚)
  • 7人:クラブの2、ダイヤの2、ダイヤの3を除いた49枚(各7枚)

全てのカードをプレイヤーに均等に配りきります。

カードの強さ

各スート内の強さは通常の順序です。

A(最強)、K、Q、J、10、9、8、7、6、5、4、3、2(最弱)

罰点カード

以下のカードに罰点が設定されています。

  • スペードのQ(ブラックレディー):13点
  • ハートの各カード:1点ずつ(ハートは計13枚で13点)

1ラウンドの罰点合計は26点です。

切り札

切り札はありません。マストフォロー(リードされたスートと同じスートを持っている場合は必ず出す)が適用されます。

ゲームの流れ

配札

  1. ディーラーを決める
  2. 人数に応じたカードを均等に配りきる
  3. ハーツと異なり、カードの交換(パス)は行わない

トリックプレイ

  1. クラブの2を持っているプレイヤーが最初のリードを行う(クラブの2が除外されている場合はクラブの3)
  2. 時計回りに1枚ずつカードを出す
  3. リードされたスートと同じスートのカードを持っていれば必ず出す(マストフォロー)
  4. フォローできない場合は任意のカードを出せる(罰点カードを捨てるチャンス)
  5. トリックの勝者はリードスートで最も強いカードを出したプレイヤー
  6. 切り札がないため、リードスート以外のカードではトリックを取れない
  7. トリック勝者が次のリードを行う
  8. 全てのカードを出し終わるまで続ける

ハートブレイク

ハーツと同様に、ハートがまだ1枚も場に出ていない間は、ハートでリードすることができません(ハートブレイクルール)。誰かがフォローできずにハートを捨てた時点で「ハートブレイク」が発生し、以降はハートでのリードが解禁されます。

ただし、手札がハートしかない場合は例外的にハートでリードできます。

得点計算

各ラウンド終了後、各プレイヤーが取ったトリックに含まれる罰点カードを数えます。

  • ハート1枚につき1点
  • スペードのQ:13点

各プレイヤーの罰点を累計していき、誰かが事前に決めた上限(一般的には100点)に到達した時点でゲーム終了です。累計罰点が最も少ないプレイヤーが勝者です。

戦略・コツ

スペードのQ対策

スペードのQは13点という破壊的な罰点を持つため、このカードの処理がゲームの核心です。

スペードのQを持っている場合、できるだけ早くこのカードを安全に処理する必要があります。スペードがリードされた時にQより高いカード(KやA)を誰かが出してくれれば、Qを安全に出すことができます。

スペードのAやKを持っている場合は、スペードのQを引き受けてしまうリスクがあります。スペードの低いカードでリードし、相手のQを引き出す戦術が有効です。

ボイド作り

特定のスートを早めに使い切り、そのスートがリードされた時にハートやスペードのQを捨てられるようにするのが基本戦略です。

手札の中で枚数が少ないスートを優先的に出し切りましょう。2〜3枚しかないスートは序盤のうちにボイドにできる可能性が高いです。

リードの選択

低いカードでリードするのが安全です。高いカードでリードすると、相手がフォローできない場合に罰点カードを押し付けられるリスクがあります。

特に中盤以降、他のプレイヤーにボイドのスートがある可能性が高まるため、リードするスートの選択は慎重に行いましょう。

カードパスがない分の対策

ハーツと異なりカードパスがないため、配られた手札でそのまま戦わなければなりません。スペードのQやハートの高いカード(A、K)が来た場合でも、プレイングの工夫で対処する必要があります。

スペードのQを持った場合は、他のスペードが手札に何枚あるかを確認し、スペードのリードで自然にQを出せるタイミングを計りましょう。

他プレイヤーの手札読み

カードパスによる情報がない分、プレイ中の観察がより重要になります。誰がどのスートをフォローできなかったかを記憶し、各プレイヤーの手札構成を推測しましょう。

特にスペードのQの所在は常に意識します。スペードが何枚出たか、誰がスペードをフォローできなかったかを追跡することで、ブラックレディーの位置を絞り込めます。

バリエーション

スペードのQ以外の罰点追加

スペードのQに加え、以下のカードに罰点を設定するバリエーションがあります。

  • クラブのQ:10点(ブラックマリア方式)
  • スペードのK:10点
  • スペードのA:7点

これらを追加すると1ラウンドの合計罰点が大幅に増え、よりスリリングなゲームになります。

シュートザムーン

全てのハート(13枚)とスペードのQを1人で全て獲得した場合、シュートザムーンが成立します。この場合、そのプレイヤーの罰点は0となり、代わりに他の全プレイヤーに26点が加算されます。

現代のハーツでは標準ルールですが、ブラックレディーの原型ではオプションルールとして扱われます。

スペードのJ(ボーナスカード)

スペードのJを取ったプレイヤーは10点の罰点が減算されるボーナスルールです。スペードのQとJが同じトリックに含まれる場合、そのトリックを取ると差し引きで罰点が軽減されます。

このルールを採用すると、スペードのJを巡る駆け引きが加わり、戦略に幅が出ます。

ポライト(Polite)ルール

最初のトリックでは罰点カード(ハートおよびスペードのQ)を出すことが禁止されるルールです。序盤のいきなりの罰点押し付けを防ぎ、より戦略的な展開を促します。

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