おいちょカブ
基本ルール
おいちょカブは日本の伝統的なカードゲームで、本来は花札やカブ札で遊びますが、トランプでも楽しめます。2~10人で遊べます。
トランプで遊ぶ場合はA~10の40枚を使用します(J、Q、Kは除く)。手札の合計の下一桁が9に近いほど強く、バカラに似たシステムです。
親と子に分かれ、子は場に出された複数の場所(場札)に賭けます。各場所のカードの合計下一桁が親より9に近ければ子の勝ちです。
カードの数え方
カードの数値はそのまま使います。Aは1、2~10はそのままの数字です。
合計の下一桁だけが重要です。例えば手札が7と8なら合計15で、下一桁の5が自分の数字になります。4と3なら合計7で、そのまま7が自分の数字です。
数字の呼び方には独特の名前があります。
- 0:ブタ(最弱)
- 1:ピン
- 2:ニゾウ
- 3:サンタ
- 4:ヨツヤ
- 5:ゴケ
- 6:ロッポウ
- 7:ナキ
- 8:オイチョ
- 9:カブ(最強)
遊び方の流れ
- 親を決め、子は賭けるチップを用意する
- 場に4つの場所を設定し、各場所にカードを1枚ずつ裏向きで置く
- 子は好きな場所にチップを賭ける
- 各場所のカードを表にし、2枚目を配る
- 子は3枚目を引く(ヒット)か引かない(ステイ)を選択
- 親も同様に3枚目を引くか決める
- 親と各場所の数字を比較し、勝敗を判定
数字が同じ場合は親の勝ちです。
特殊役
通常の数字勝負とは別に、特殊な組み合わせで成立する役があります。
シッピン(4-1)
最初の2枚が4と1の場合に成立します。無条件で勝利となり、賭けたチップの2倍を獲得できます。
クッピン(9-1)
最初の2枚が9と1の場合に成立します。シッピンと同じく無条件勝利で2倍獲得です。
アラシ(同数字3枚)
3枚全てが同じ数字の場合に成立します。賭けたチップの3倍を獲得できる最も強力な役です。
歴史と文化
おいちょカブは江戸時代から続く日本の伝統的な賭博ゲームです。カブ札という専用の札を使って遊ばれていました。
有名な豆知識として、「ヤクザ」という言葉の語源がこのゲームにあるとされています。8(オイチョ)、9(カブ)、3(サンタ)の合計20、つまり下一桁が0(ブタ)で最弱の手札です。8-9-3の組み合わせが「役にも立たない」ことから、やくざという言葉が生まれたという説があります。
明治時代以降、西洋のトランプが普及するとトランプでも遊ばれるようになりました。現在でも日本各地のお祭りや旅行先での娯楽として親しまれています。ルールが簡単で駆け引きが楽しめるため、世代を問わず楽しめるゲームです。
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