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🇷🇺

デュラック

Durak
戦略系|2〜6人|★★☆☆☆
ロシアで最も人気のカードゲーム。攻撃と防御を繰り返し、最後までカードが残った人が負け。

概要

デュラック(Durak)はロシアで最も親しまれているカードゲームです。「デュラック」はロシア語で「愚か者」を意味し、最後までカードを持ち残したプレイヤーがデュラック(負け者)となります。勝者は存在せず、敗者を決めるゲームです。

2〜6人で遊べますが、2〜4人が最も楽しめます。36枚デッキ(6〜Aの各4スート)を使用します。攻撃と防御のやり取りが特徴的で、手札をすべてなくすことが目標です。

基本ルール

使用カード

6、7、8、9、10、J、Q、K、Aの各4スート、計36枚を使います。カードの強さはA(最強)から6(最弱)の順です。

切り札

全カードを配り終えた後、山札の一番下のカードを表にして全員に見えるようにします。そのカードのスートが切り札(コズィリ)となります。切り札は他のどのスートよりも強く、切り札同士ではランクの大きい方が勝ちます。

配り方

各プレイヤーに6枚ずつ配ります。残りは山札として中央に置き、一番下のカードを横にして切り札表示とします。

最初の攻撃者

切り札の最も低いランクを持つプレイヤーが最初の攻撃者となります。誰も切り札を持っていない場合は、ディーラーの左隣が最初の攻撃者です。

ゲームの流れ

攻撃と防御

1ラウンドは攻撃者と防御者の1対1で行われます。防御者は攻撃者の左隣のプレイヤーです。

攻撃の手順

  1. 攻撃者は手札から任意のカードを1枚、防御者の前に表向きに出す
  2. 防御者はそのカードを「打ち返す」か「拾う」かを選択する
  3. 打ち返しに成功した場合、攻撃者は追加攻撃ができる

防御(打ち返し)のルール

防御者は攻撃カードに対して以下のカードで打ち返せます。

  • 同じスートでより高いランクのカード
  • 切り札(攻撃カードが切り札でない場合)
  • より高いランクの切り札(攻撃カードが切り札の場合)

打ち返しに成功すると、攻撃カードの上に防御カードを重ねて置きます。

追加攻撃

防御者が打ち返しに成功するたびに、攻撃者は追加の攻撃カードを出せます。ただし追加攻撃のカードは、場に出ているカード(攻撃・防御の両方)と同じランクのカードでなければなりません。

他のプレイヤー(攻撃者以外)も、場に出ているランクと同じカードを追加で攻撃に加えることができます。

1回のラウンドで攻撃できるカードの総数は、防御者の手札枚数を超えることはできません。また最大6枚までです。

防御の放棄(拾う)

防御者が打ち返せない、または打ち返したくない場合、場に出ているすべてのカード(攻撃カードと防御カードの両方)を手札に加えます。この場合、攻撃者は残りの追加攻撃カード(場に出ているランクと同じもの)をさらに押し付けることができます。

ラウンド終了後

ラウンド終了後、攻撃に参加したプレイヤーから順に山札から手札が6枚になるまで補充します。防御者は最後に補充します。

  • 防御成功の場合:場のカードはすべて捨て札となり、防御者が次の攻撃者になる
  • 防御失敗(拾った)の場合:防御者の左隣が次の攻撃者になり、防御者はスキップされる

ゲーム終了

山札がなくなった後もプレイは続きます。手札をすべてなくしたプレイヤーからゲームを抜けていきます。最後まで手札が残ったプレイヤーがデュラック(負け者)です。

全員が同時にカードをなくした場合は引き分けとなります。

スコア計算

デュラックには通常スコアはありません。負け者(デュラック)が決まるだけです。連続ゲームを行う場合は、デュラックの回数を記録して総合的に競うこともあります。

戦略・コツ

切り札の管理

切り札は最も重要な資源です。序盤から切り札を使い切ると終盤で防御できなくなります。特に高い切り札(A、K)は温存し、低い切り札での防御は避けましょう。

ペアの活用

同じランクのカードを複数持っている場合、攻撃時に追加攻撃でまとめて出すことで効率的に手札を減らせます。ただし防御者の手札枚数に注意してください。

防御者の手札を観察する

防御者の手札枚数が少ない場合、多くのカードで攻撃すると拾わせることができます。拾わせることで相手の手札を増やし、自分が先にカードをなくすチャンスが増えます。

山札がなくなった後

山札がなくなると補充ができなくなるため、この時点からが本当の勝負です。攻撃と防御のバランスを見極め、無駄なカード消費を避けましょう。

相手の切り札を把握する

場に出た切り札を記憶しておくことが重要です。相手の切り札が尽きたと判断できれば、大胆な攻撃が可能になります。

バリエーション

投げデュラック(Podkidnoy Durak)

最も一般的なバリエーションで、上記で説明したルールがこれにあたります。攻撃者以外のプレイヤーも追加攻撃に参加できるのが特徴です。

転送デュラック(Perevodnoy Durak)

防御者が攻撃カードと同じランクのカードを持っている場合、そのカードを左隣のプレイヤーに「転送」できます。転送先のプレイヤーが新たな防御者となります。さらに転送先も同ランクのカードを持っていれば、さらに次のプレイヤーに転送可能です。ただし切り札表示のカードと同じランクでは転送できません。

ペアデュラック

4人または6人で、2人ずつチームを組んで遊びます。向かい合って座ったプレイヤー同士がパートナーです。パートナーのカードを見ることはできませんが、攻撃時に協力できます。

勝ち抜けなしデュラック

手札をなくしても抜けられず、次のラウンドで再び6枚が配られるルールです。山札がなくなってから初めて手札をなくした順に抜けていきます。

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