愚者の黄金
Fool's Gold
愚者の黄金
基本情報
- タイプ: 財宝-リアクション
- コスト: 2
- 効果: 同一ターンに最初に使用した愚者の黄金なら +1コイン、2枚目以降は +4コイン。他プレイヤーが属州を獲得したとき、手札からこれを廃棄して金貨1枚を山札の上に獲得してもよい。
評価
異郷拡張を象徴する超強力財宝。コスト2で2枚以上重ねれば +4コインと金貨同等以上の出力を生み、しかもアクションを消費しない。さらにリアクション能力で「相手の属州購入を金貨に変える」ため、ゲーム終盤になるほど価値が増す。
最大の強みは「コスト2の安さ」と「複数枚積み重ねた時の爆発力」。1枚では1金しかないが、2枚で5金、3枚で9金、4枚で13金と指数関数的に伸びる。属州ライン(8金)に到達するのに4枚あれば十分どころか、3枚+銅貨数枚で届く。
伝統的なコミュニティ評価では「Hinterlandsの中でも明確にトップクラス」「サプライにあれば最優先で複数枚積む」レベル。Tier S級。
使い方・立ち回り
開局1〜2ターン目で必ず購入。4/3スプリットの2金枠に最適。残り3金または4金でも、銀貨より愚者の黄金を優先する局面が多い。
序盤〜中盤、毎ターン愚者の黄金を追加で買い続ける。目標は4〜6枚。シャッフル毎に複数枚が同時に手札に来る確率を最大化する。
中盤、4枚の愚者の黄金が一度に手札に来れば +13金。属州+公領を同ターンに買える(購入権があれば)。
終盤、相手が属州を獲得したらリアクションで金貨に変換。最後の属州に向けて金貨を獲得することで、デッキの財宝密度を維持しつつ得点を上げる。
採用基準
愚者の黄金がサプライにある時、ほぼ必ず採用。例外は以下:
- 強力な廃棄カードが共存し、デッキ圧縮特化型エンジンを組める時(礼拝堂+魔女など) → 愚者の黄金は廃棄対象になりうるため、効率が落ちる。
- アタックが厳しく、デッキを膨らませる戦略が成立しない時。
- 属州ゲームではない時(植民地ゲーム、+VPトークン勝負)。
それ以外は2枚以上、理想は4〜6枚を購入。
重要なコンボ
愚者の黄金++1購入: 多重購入カード(辺境伯、香辛料商人、市場など)があると、1ターンに複数枚購入が可能。デッキ拡張速度が爆発的に上がる。
愚者の黄金+宿屋/国境の村: 同ターンに+アクションカードを使うため、他のターミナルとの両立を促進。ただし愚者の黄金自体は財宝なのでアクション権を消費しない点に注意。
愚者の黄金+大使: 大使で愚者の黄金を相手に押し付け、自分のデッキを軽くする(逆コンボ)。ただし大使は同拡張ではない。
愚者の黄金+引き切り(寵臣、議事堂、図書館など): 5〜6枚の愚者の黄金が同ターンに引けると、+20金級の爆発が起こる。
愚者の黄金+宝石商: 宝石商が銀貨を獲得し、愚者の黄金がさらに金貨を呼ぶ二重財宝戦略。
愚者の黄金+鉱山の村/+残響: 自壊系ターミナルとの組み合わせで、最終盤に金貨へ変換する。
相性の良いカード
- 国境の村: アクションエンジンと愚者の黄金の併用を可能にする。
- 香辛料商人: +1購入で複数枚購入。
- 辺境伯: +1購入+ハンデス、複数枚購入もしやすい。
- 宿屋: +2アクション+山札再構築で愚者の黄金が引きやすくなる。
- 議事堂(基本): +4ドロー+1購入で愚者の黄金を一気に引いて打つ。
- 鉱山の村: アクション+ターミナル除去で財宝中心デッキに最適。
- 改築/拡張: 愚者の黄金1枚→金貨化(コスト+3=金貨と同コスト)。終盤の整地に。
相性の悪いカード・苦手な状況
- 礼拝堂・仮面舞踏会など強力な廃棄: 愚者の黄金が誤って廃棄対象になる可能性、または「圧縮エンジン」と「財宝山積み」が方向性として競合。
- 民兵・拷問人など強アタック: 手札を削られると、愚者の黄金が複数枚揃わないターンが増える。
- 山札に大量の財宝が必要なエンジン: 愚者の黄金は他財宝と異なり「複数枚同時引き」が前提。
- ターン数が短い卓: 6〜7ターンで終わるサプライ(廃城など)では、愚者の黄金を積む時間がない。
上級プレイのコツ
「2枚同時引き」を意識: 山札を使い切らないように序盤から複数枚積み、シャッフル後に2枚以上が同時に来る確率を上げる。ベストは「シャッフル直後に4〜5枚の愚者の黄金が連続して引かれる」状態。
リアクションのタイミング: 相手が属州を購入(獲得)した時、手札の愚者の黄金1枚を廃棄して金貨を獲得する。ただし、自分の手番でその愚者の黄金が +4金として活躍する場合は廃棄を躊躇する。一般的には、最後の2〜3属州が買われる時にリアクション発動が最適。
愚者の黄金-BM(Big Money亜種): 銀貨/愚者の黄金 → 愚者の黄金/愚者の黄金 → 愚者の黄金/銀貨 → 金貨 → 属州。ドミニオン最速のBM亜種の一つ。属州ライン到達が他BMより1〜2ターン早い。
複数枚の判断: 4枚目までは無条件購入。5枚目以降は「+1購入があるか」「ターン残数」を考慮。一般的には6枚程度で打ち止め(8〜10枚は過剰)。
公領プッシュ: 愚者の黄金で序盤から金が出るため、属州8枚目に到達する前に公領3〜4枚を確保し3-pile to-go戦略に持ち込めることも。
リアクション活用の心理戦: 相手が「属州を1枚買って終わらせる」場合、相手は早期決着のため愚者の黄金リアクションを警戒する。逆にあなたが愚者の黄金を持っていることが見えていれば、相手は属州購入を1ターン遅らせる動きを取る場合がある。