1 - 【SF6】ファジー完全ガイド:仕組み・入力タイミング・対策(防御/攻め)
ストリートファイター6の「ファジー」をわかりやすく解説。遅らせグラップ、ファジージャンプ、ファジー小P、中足、後ろ歩きなどの入力タイミング、狙い、負け筋、相手の対策までを1ページに集約。
ファジーとは、相手の複数パターンに対し「特定のフレームにだけ防御が成立し、それ以外は自分の行動が出る」ように入力タイミングをずらして重ねるテクニックです。
これにより、1つの入力で打撃/投げ/遅らせ行動などへ同時対応を狙えます。
ファジーの基本
- 狙い:相手の代表的な選択肢の一つに対してガードし、それ以外の行動に対してリターンを出す
- コア概念:相手技の発生フレームと自分の入力開始フレームを合わせる
- 前提:フレーム理解(ガード硬直差/起き上がり差/各通常技の発生・持続)
- 使い所:起き攻め防御、密着の投げ択、詐欺飛び後の読み合い、ぼったくり連携のケア
防御のファジー行動
遅らせグラップ(遅らせ投げ抜け)
効果:打撃はガードし、投げには投げ抜けを行う
- 入力の考え方:まず下段 or 後ろ下がりでガード、投げが来る最速タイミング+数F後に投げ抜け
- 強み:重ねを多用する相手に対し低リスクで安定
- 負け筋:シミー(投げ抜け空振りを狩る)
用語:シミーは「投げ間合い外で下がり、相手の投げ抜け空振りに差し返す崩し」。
ファジージャンプ
効果:打撃はガードし、遅らせ打撃や投げのタイミングではジャンプで回避
- 入力の考え方:ガード→遅らせて上 or 斜め上
- 強み:打撃・遅らせ打撃・遅らせ投げをまとめてケア
- 負け筋:様子見 → 対空に負け
用語:遅らせ打撃=無敵や投げ抜け/ファジーに当てるために発生を遅らせた打撃。
ファジー小P(ファジーコパン)
効果:打撃はガードし、ぼったくり連携(コパ→投げ)や詐欺飛びの派生(空かし下段・空かし投げ)へ暴れで割り込む
- 入力の考え方:ガード→特定Fで小Pを仕込み
- 強み:相手の不利ごまかしに反撃/投げ・下段の空かし択を抑止
- 負け筋:地上戦では遅らせ打撃に負け/詐欺飛びに対して行うと空中機動変化技には潰されることも
ファジー後ろ歩き
効果:下段はガード維持しつつ、連携を空振らせる
- 入力の考え方:しゃがみガード→特定Fで後ろ歩き
- 強み:ガードで有利な技が強いキャラ(例:ジュリ、ブランカ、ラシード等)に有効
- 負け筋:リーチの長い下段や前ステ投げ
ファジー中足
効果:打撃はガードし、シミーへ中足で差し返す(いわゆる逆択)
- 入力の考え方:最速中足は被弾しやすいのでガード→数F遅らせて中足
- 強み:シミー偏重の相手に刺さる
- 負け筋:遅らせ打撃/後ろ下がり(差し返し)
攻撃のファジー行動
遅らせ強攻撃
効果:起き上がりに無敵はガード、遅らせグラップ/ファジー行動を強攻撃で潰す
- 強み:対応知らない相手にはこれだけで勝てる
- 負け筋:ジャンプ逃げ、後ろ下がり
遅らせ中攻撃
効果:無敵をガードしながら、幅広いファジーにヒットを狙う中リスク中リターン
- 負け筋:相手のファジーのかけ方次第で噛み合い負け
遅らせ弱攻撃
効果:無敵はガード、多くの派生択をつぶすローリスク択
- 負け筋:ガード固めで仕切り直されやすい/距離次第で最速投げに負け
遅らせ投げ
効果:無敵はガード、パリィにはパニカン投げ、投げ抜けは相殺、最速暴れはガード
- 負け筋:ジャンプに弱い
- 補足:パリィ多用の相手へは特に有効
使い分けの早見表
シーン | 推奨行動 | 目的 | 注意点 |
---|---|---|---|
相手が重ね多め | 遅らせグラップ | 投げと打撃の両面ケア | シミー |
相手が遅らせ投げ・遅らせ打撃が多め | ファジージャンプ | まとめて逃げる | 対空待ち |
相手がぼったくりが連携多め | ファジー小P | 連携割り込み | 遅らせ打撃に負け |
相手がガード有利押し付けが多め | ファジー後ろ歩き | 空振らせて差し返し | 前ステ投げ・下段 |
相手がシミー多め | ファジー中足 | 差し返し | しっかり重ねに弱い |
相手が無敵とファジー多め | 遅らせ強/中/弱・投げ | 相手ファジー潰し | 逃げ・間合い管理 |
よくある質問(FAQ)
Q. ファジーはいつ練習すべき?
A. まずは「遅らせグラップ」と「ファジージャンプ」。起き攻めの被弾が減り、勝率に直結します。
Q. 何F遅らせればいい?
A. 相手の代表択の発生フレームと距離で変わります。リプレイで記録→1F刻みで微調整しましょう。
Q. どのキャラでも有効?
A. 原理は共通。ただし通常技の発生/食らい判定/歩き速度で適性が変わるため、キャラ別に最適化が必要です。
実戦での練習メニュー(簡易)
- トレモで相手に2~3択(重ね/投げ/遅らせ打撃など)をランダム再生
- 自分は狙いのファジーを録画→成功率を可視化
- 成功しない組み合わせはF調整または別ファジーに切替
フレーム参照元は公式フレームデータや信頼できるフレーム表を活用すると安定します。