サイレント攻略
サイレントの基本情報

サイレントはスレイザスパイアの中で最も多彩な戦術を持つキャラクターだ。HP70という全キャラ最低水準の耐久力を持つ代わりに、毒・シヴ・捨て札・死霊化という4種類のビルド方向を持ち、状況に応じた柔軟な対応が可能。
| 基本ステータス | 値 |
|---|---|
| HP | 70(全キャラ最低) |
| スターターレリック | 蛇の指輪 |
| 初期デッキ枚数 | 12枚(全キャラ最多) |
蛇の指輪: 戦闘開始時に追加で2枚ドロー。通常の5枚ではなく7枚スタートになる。この恩恵は「弱体と防御を同時に確保しやすくなる」「コンボパーツを早期に引き込める」と序盤から終盤まで絶大な価値を持つ。
初期デッキ12枚の内訳:
| カード名 | 枚数 | 効果概要 |
|---|---|---|
| ストライク | 6 | 6ダメージ |
| 防御 | 5 | 8ブロック |
| サバイバー | 1 | 8ブロック+手札1枚捨て(コスト1) |
| 無力化 | 1 | 3ダメージ+弱体1付与(コスト0) |
初期デッキが12枚と多いのはデメリット。積極的にストライクと防御を除去して15枚以下を目指すことが安定への最短ルートだ。一方、無力化は0コストで弱体を付与できる貴重なカードであり、基本的に除去しない。
毒の仕組み
毒ビルドを扱う上で最も重要なのが毒の挙動を正確に理解することだ。よくある誤解として「毒は自分のターンに発動する」と思っているプレイヤーが多いが、実際は異なる。
毒の正確な挙動:
- 毒スタックが付いている敵は「自分のターン開始時(プレイヤーのターン開始時)」にスタック数と同じダメージを受ける
- ダメージを与えた後、スタック数が1減少する
- 毒スタックが0になると効果は消える
例: 敵に毒10スタック付与 → プレイヤーのターン開始時に10ダメージ → スタックが9に減少 → 次のターン開始時に9ダメージ → ... と続く
この「自分のターン開始時」という点が重要だ。毒を付与したターンは発動しない。つまり、今のターンに毒をたくさん積んでも、ダメージが出るのは次のターン以降になる。ボスの行動が「次のターンに大ダメージ」という状況で毒を積んでも間に合わないケースがある点に注意する。
毒の総ダメージ計算: 毒Nスタックを付与した時点からの総ダメージは N + (N-1) + (N-2) + ... + 1 = N×(N+1)/2 となる。毒10スタックなら最終的に55ダメージ、毒20スタックなら210ダメージになる計算だ。
ビルド1: 毒ビルド
毒ビルドは長期戦で輝くビルドだ。毒スタックをできるだけ多く積み、敵が自動的に削れていくのを待ちながら防御に専念する。
キーカード一覧
致死毒
有毒ガス
バウンドフラスコ
触媒
バースト
| カード名 | レア度 | コスト | 効果 |
|---|---|---|---|
| 致死毒 | コモン | 1 | 毒5付与 |
| 有毒ガス | コモン | 2 | パワー: 毎ターン開始時に毒2付与 |
| バウンドフラスコ | アンコモン | 2 | ランダム敵に毒3×3回付与 |
| 破滅 | コモン | 1 | 毒がある敵に10ダメ+10ダメ |
| バースト | レア | 1 | 次のスキルカードを2回発動 |
| 触媒 | アンコモン | 1 | 毒スタックを2倍(強化版: 3倍)にする |
触媒の使い方が毒ビルドの核心。強化版触媒は毒スタックを3倍にする。毒20スタックに触媒(強化版)を使えば毒60スタックになり、その時点からの総ダメージは1830にも達する。バーストと組み合わせて触媒を2回発動させることも定番のフィニッシュムーブだ。
キーレリック一覧
| レリック名 | 効果 |
|---|---|
| スネッコスカル | 毒付与カードを使うたびに毒スタック+1を追加付与 |
| 標本サンプル | 敵が毒で死亡したとき、毒スタックが次の敵に移る |
| 捻じれた漏斗 | 全ての敵に毒4付与(レア・ショップ) |
毒ビルドの弱点
毒は「状態異常のリセット」を持つ敵に無効化される。デバフリセット能力を持つ主要な敵は以下の通り。
| 敵名 | リセットのタイミング |
|---|---|
| ザ・チャンプ | 体力50%以下でスタンス変化時にデバフ全消去 |
| タイムイーター | HPを半分削るたびに毒・虚弱・脆弱を1ずつ消去 |
| 覚醒者 | 第2フェーズ移行時にデバフ全消去 |
これらのボスに対しては毒単体では不十分なため、破滅による直接ダメージや捨て札コンボを補助として用意しておくことが重要。
ビルド2: シヴビルド
シヴは「コスト0・4ダメージ・廃棄」という特性を持つアタックカード。コスト0なので他のカードと組み合わせて大量のシヴを展開できる。シヴ専用の強化カードが揃うと1ターンで50〜100ダメージ以上を出せる爆発的なビルドになる。
キーカード一覧
剣の舞
精度上昇
無限の刃
とどめの一撃
クロークアンドダガー
| カード名 | レア度 | コスト | 効果 |
|---|---|---|---|
| 剣の舞 | コモン | 1 | シヴ3枚を手札に追加 |
| 精度上昇 | コモン | 1 | パワー: シヴのダメージ+4 |
| 無限の刃 | レア | 1 | パワー: 毎ターン手札にシヴ1枚追加 |
| メッタ切り | レア | 2 | パワー: カードを使うたびに全ての敵に1ダメージ |
| 残像 | レア | 1 | パワー: カードを使うたびに1ブロック生成 |
| とどめの一撃 | コモン | 1 | 今のターンに使ったアタック枚数×8ダメージ |
| クロークアンドダガー | コモン | 1 | 6ブロック+シヴ1枚追加 |
精度上昇は複数枚スタックする。2枚積めばシヴが4+4+4=12ダメージになり、剣の舞(シヴ3枚)1枚使うだけで36ダメージを叩き出す。精度上昇3枚+無限の刃の組み合わせは毎ターン自動的に16ダメージが出る強烈なパッシブになる。
キーレリック一覧
| レリック名 | 効果 |
|---|---|
| クナイ | 1ターンに3枚アタックカードを使うたびに敏捷性+1 |
| 手裏剣 | 1ターンに3枚アタックカードを使うたびに筋力+1 |
| リストブレード | 0コストアタックのダメージ+4 |
リストブレードはシヴビルドのボスレリック最有力候補。シヴのダメージが自動的に+4されるため、精度上昇との相乗効果が非常に高い。
シヴビルドの弱点
タイムイーターが最大の天敵。タイムイーターは「1ターンに12枚以上のカードを使用するとターンを強制終了させる」能力を持つ。シヴをコスト0で大量展開する戦術が完全に封じられるため、タイムイーターが出現するAct3では別の対策が必要になる。
対策として「とどめの一撃」「ダンスポイント」などの枚数ではなくダメージ効率を重視したカードを補助として持っておくと安心。
ビルド3: 捨て札ビルド
手札からカードを捨てることでエナジー・ドロー・ダメージ・ブロックを得るビルド。サイレント固有のメカニクスを最大限に活用する上級者向けのビルドだ。
キーカード一覧
| カード名 | レア度 | コスト | 効果 |
|---|---|---|---|
| 策士 | コモン | — | 手札から捨てるとエナジー+1(廃棄) |
| 反射 | コモン | — | 手札から捨てるとドロー+2(廃棄) |
| 集中 | コモン | 0 | 手札を3枚捨て、エナジー+2 |
| 腹裂き | アンコモン | 3(→1) | 17ダメージ。このターン捨てるたびコスト-1 |
| アドレナリン | レア | 0 | 2枚ドロー+エナジー+1(廃棄) |
策士と反射はコストが表示されていないカード。手札にある状態で捨て札に送ると効果が発動するアンークカードだ。集中や後述のサバイバーで意図的に捨てることで発動させる。
腹裂きは「このターンに手札から捨てたカード1枚につきコスト-1」になる。集中で3枚捨てれば腹裂きのコストが0になり、0コスト17ダメージという破格の効率を発揮する。
キーレリック一覧
| レリック名 | 効果 |
|---|---|
| ティンシャ | 手札から捨てるたびにランダムな敵1体に3ダメージ |
| 丈夫な包帯 | 手札から捨てるたびにブロック+3 |
| 漂う凧 | このターン初めて捨てたとき、ドロー+2 |
ティンシャと丈夫な包帯はサイレント固有のレリックで、捨て札ビルドをボスレリック級に強化する。集中1枚で9ダメージ+9ブロックが入り、全ての捨て札行動がダメージとブロックを同時に生む。
ビルド4: 死霊化ビルド
死霊化を軸に高いブロック生成とサバイバビリティを確保するビルド。毒やシヴと組み合わせる複合型としても機能する。
キーカード一覧
| カード名 | レア度 | コスト | 効果 |
|---|---|---|---|
| 死霊化 | レア | 3 | 無形2付与(受けるダメージ半減)。毎ターン敏捷性-1 |
| フットワーク | アンコモン | 1 | パワー: 敏捷性+2 |
| ブラー | アンコモン | 1 | 6ブロック。このターンのブロックは次のターンも消えない |
| 身のこなし | コモン | 1 | 4ブロック+次のターン4ブロック |
死霊化の最大の問題点は「毎ターン敏捷性-1」のペナルティ。無形による被ダメージ半減は非常に強力だが、時間が経つほど敏捷性が0以下に落ちてブロック生成が激減する。
これを相殺するのがフットワーク。敏捷性+2のパワーカードを複数枚積むことで死霊化の-1を吸収できる。フットワーク2枚なら毎ターン+4があり、死霊化の-1と相殺してもなお+3の残高が保てる計算だ(フットワークは複数枚の効果がスタックする)。
立ち回りガイド
Act 1: 序盤の方針
サイレントで最も注意すべきことはHP管理だ。HP70は全キャラ中最低であり、ミスが致命傷になりやすい。
Act 1の優先事項:
- 無力化を毎ターン使う: 0コストで弱体を付与でき、敵のダメージを25%カットできる。初期デッキに1枚だが確実に回収して使う
- グレムリン・ノブ戦でアタックカードを使わない: グレムリン・ノブはアタックを使うたびに怒りスタックを積み攻撃力が上昇する。スキルカードのみで戦うことが必須
- ストライクと防御を積極的に除去する: 12枚スタートの初期デッキを薄くすることが最優先。ショップでの除去費用(75ゴールド)を最初から意識したゴールド管理をする
- ビルドの方向を1〜2種類に絞る: 毒とシヴを両立しようとすると中途半端になりやすい。Act 1で拾ったカードの傾向からビルドを仮決めする
Act 1で特に強いカード: 致死毒・精度上昇・クロークアンドダガー・策士・フットワーク
Act 2: 中盤の確定作業
Act 2ではビルドを1種類に確定させる。Act 1で仮決めした方向を深掘りするカードを積極的に採用し、関係のないカードはスキップする。
Act 2の優先事項:
- ビルドのキーカードを集める: 毒なら触媒・バースト、シヴなら精度上昇の複数枚確保
- 防御のみのカードを減らしてキーカードに換える: ストライクの除去よりキーカードへの差し替えを意識
- Act 2ボス対策: コレクター、ブロンズオートマトン、タイムイーターの特性を把握して対策をデッキに組み込む
Act 3〜Heart: 終盤の仕上げ
Act 3の優先事項:
- 触媒強化版を確保する: 毒ビルドの場合、強化版触媒(3倍スタック)があるとないとで総ダメージが2倍以上変わる
- デッキの回転率を最大化: 枚数を削り、キーカードが毎ターン確実に来る構成に仕上げる
- バレットタイムの検討: 全手札のカードコストが0になるレアカード。シヴビルドと組み合わせると1ターンで膨大なダメージを出せる
よくある失敗パターン
1. 毒の発動タイミングを誤解する
「毒を付与した次のターン開始時に発動する」が正しい。「毒を付与したターンに発動する」という誤解は特にボス戦での計算ミスに繋がる。敵が「次のターンに即死級ダメージ」という状況で毒を積んでも間に合わないことがある。
2. 毒ビルドで防御を疎かにする
毒は敵にじわじわダメージを与えるため、プレイヤーが防御に専念する時間を作ることが前提となる。防御カード・ポーションを軽視して「毒で削れるからいい」と受け身になると、HP70のサイレントはすぐに瀕死になる。
3. シヴビルドでタイムイーターに無策で挑む
1ターン12枚制限により、シヴを大量展開する戦術が完全に機能しなくなる。Act 2中にタイムイーターが出現する可能性を考慮し、単体高ダメージカードを1〜2枚補助として持っておく。
4. 初期デッキ12枚のまま中盤まで進む
12枚スタートのデッキは全キャラ最多。Act 1でショップを通過したときは必ずストライクを除去する。除去費用を払えない場合でも「カードをスキップする」という選択で枚数増加を防ぐ。
5. 弱体の価値を軽視する
無力化の弱体付与は「対象の与えるダメージを25%カット」する。HP70の低耐久を補う重要な防御手段であり、無力化を毎ターン使うことを習慣化する。特にボスの攻撃に弱体を乗せることで受けるダメージを大幅に減らせる。
6. ビルドを1種類に固定しすぎる
毒+シヴの複合ビルドは有効な戦略だ。「毒で削りつつシヴで直接ダメージ」「毒ビルドだがブロックの代わりに残像を使う」といった複合型はデバフリセット持ちのボスへの対策にもなる。ただしカードが増えすぎてデッキが太るリスクもあるため、複合する場合は各ビルドのコアカード2〜3枚に絞る。
7. HP70を忘れて積極的に被弾する
他のキャラクターと比較して最低15〜20HPの差がある。イベントでのHP消費・エリート戦での無駄被弾・Act間のHP管理を常に意識し、HP50%以下では焚き火を優先して回復する。
この記事はSlay the Spire(オリジナル版)の情報に基づいています。